ベーシックアテンショントークン(以下BAT)はイーサリアムを元に開発された、Braveブラウザ上で利用できる暗号資産です。
Braveはプライバシーに配慮したブラウザ
BATはBraveブラウザ上で利用できる暗号資産です。日本ではまだBraveブラウザの知名度は高くありませんがどのようなブラウザなのでしょうか。
ChromeやSafariなど主なインターネットブラウザは、GoogleやYahooなど第三者がユーザーの閲覧履歴をトラッキング(追跡・分析)して、ユーザーに合った広告を表示しています。トラッキングはユーザーの見えないところで行われていますが、知らないうちにモバイルデータの通信容量を多く使ったり、プライバシーに抵触するケースがあります。
Braveはデフォルトで不要な広告を表示せず第三者のトラッキングをブロックし、より快適でプライバシーに配慮したブラウザという目的で開発されました。
広告を閲覧することで報酬をもらえて
クリエイターの投げ銭に使用できる
Braveはユーザーが広告を表示するか設定で選択することができます。広告を表示する場合もBraveの開発元や第三者にデータが共有されることはなく、ユーザーのプライバシーは守られます。
ユーザーが広告を閲覧した場合その報酬として少額のBATが得られます。
このBATはYouTube、Twitter、GitHubなどweb上コンテンツのクリエイターに投げ銭として支払うことができ、またユーザー自身もクリエイターとしてBraveに登録すると受け取ることができるのです。
BAT今後の展望
まだマイナーなブラウザですが、ChromeやFirefoxと比較しても表示速度が早く、プライバシーに配慮されていることが注目されて急速にユーザー数を伸ばしています。
今後BATの価値がどこまで上昇するかはBraveブラウザの普及が大きく関わってきますが、すでに日本国内の取引所でもGMOコイン、bitbank、Coincheck、bitFlyerで取扱いされていること(※2021年10月現在)、プライバシー保護への意識の高まり、web上でのクリエイターへの投げ銭文化も定着しつつあることから成長が期待できそうです。