ステラルーメン(XLM)

ステラルーメンは2019年末以降、GMOコインCoincheckなど相次いで取り扱いが始まり注目を集めているコインです。
リップルをベースに2014年にステラとして誕生し、後にルーメン(XLM)が銘柄単位になりました。

リップルをベースに作られた個人間の送金システム

ステラルーメンはリップルをベースに作られているため、仕組みはほぼ同じです。
リップルが大手銀行間の送金を目的にしたシステムなのに対し、ステラルーメンは個人間の送金を目的としています。
ビットコインの決済が10分程度かかるのに対して、ステラルーメンは数秒で完了して手数料もとても安いため、海外への送金手段としてかなり優秀です。

また世界最大級の大企業、IBMと提携していることも大きな後ろ盾と言えるでしょう。
将来ステラルーメンを使った送金インフラが整備されれば、爆発的に市場が拡大する可能性もあるのです。

ステラ財団によって管理される中央集権的な銘柄

ビットコインをはじめ多くの暗号資産は、管理者を持たずに非中央集権的に運営されています。

しかしステラルーメンは、ステラ財団が管理する中央集権的な銘柄で、送金システムの銘柄として普及をめざしているためしばしば市場介入をして価格を調整しています。急激な高騰や暴落を防いで安定的な供給を計れるのは中央集権ならではといえます。

※2019年11月には市場供給量の約半数の550億XMLをバーン(焼却=市場から完全になくす)しました。

発行枚数上限が年1%ずつ増える

ステラルーメンの発行枚数の上限は1,000億XMLで1年に1%ずつ増えていきます。これは他の銘柄にはない面白い特徴で、保有者が偏り価格が高騰しすぎることを防ぐ仕組みです。

今後将来性が見込める銘柄ですが、流通を目的としているため投機的な値上がりに期待できるかというと慎重なところです。