Coincheckは老舗の暗号資産取引所です。マネックスグループ株式会社が運営しています。
レバレッジはビットコインのみ可能5倍固定(※2020年1月現在レバレッジ停止中)
ハッキング事件について
2018年1月のハッキング事件で580億円相当のNEMが不正流出したことはニュースでも大きく報道されました。
NEMをホットウォレットで管理していたことが被害を拡大させたため、暗号資産取引所業界全体でコールドウォレットや2段階認証などセキュリティの強化に力を入れる転機になった事件でもありました。
参考:ウォレットの種類
Coincheckは2018年10月末に新規口座開設をはじめ停止していたサービスが再開されました。事件後のいきさつを簡単にまとめます。
- サービスを停止してセキュリティの見直しを行う
- NEM流出にあった被害ユーザーに全額日本円で返金
- 大手証券会社のマネックスグループの100%子会社となる
- 金融庁による暗号資産取引所としての事業者登録が完了
また2018年4月には大手証券会社のマネックスグループがCoincheckを買収し完全子会社となりました。現在はオンライン証券会社としても信頼の高いマネックスグループの技術を活かし管理されています。
2019年1月には金融庁による暗号資産取引所としての事業者登録が認められ、正式に国から認可された取引所になりました。
事件が衝撃的だったため、Coincheck大丈夫?と思われる方もいらっしゃると思いますが、ユーザーファーストで返金を行い、事件以来管理体制への目も厳しくなる中でセキュリティも大幅に強化され、国からも認可される取引所としてサービス再開になっていますので、現在は安心して利用できる取引所の一つとしてオススメできます。
初心者にも使いやすいアプリが好評
Coincheckはアプリやサイトの画面がとても見やすいです。
アプリの画面はシンプルで、各銘柄の線チャートとローソク足チャートの切り替え、取引の操作も数量を指定するだけと簡単なので暗号資産やFXの取引をしたことのない初心者でも使いやすいと好評です。
ただ注意したいのは、アプリは「販売所形式」のみなので手数料(スプレッド)が割高になってしまいます。「取引所形式」で売買する場合はwebから行いましょう。
取扱い銘柄の種類が豊富
国内取引所での取扱い銘柄の種類はトップクラスです。
Liquid by Quoineが5種類、GMOコインが6種類、DMM Bitcoinが7種類に対してCoincheckは11種類と豊富。下記の銘柄が売買できます。
※2019年11月12日よりステラルーメンの取り扱いが始まりました!
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ビットコイン/Bitcoin | 販売所・取引所 |
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イーサリアム/Ethereum | 販売所 |
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リップル/Ripple | 販売所 |
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ビットコインキャッシュ/Bitcoin cash | 販売所 |
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ライトコイン/Litecoin | 販売所 |
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モナコイン/Monacoin | 販売所 |
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ネム/NEM | 販売所 |
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イーサリアムクラシック/Ethereum Classic | 販売所 |
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リスク/Lisk | 販売所 |
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ファクトム/Factom | 販売所 |
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ステラルーメン/Stellar Lumens | 販売所 |
ファクトムは国内取引所での取扱いは珍しいです。アルトコインも色々買ってみたい…という人には魅力的なラインナップですね。ただ、アルトコインは販売所形式のみで手数料が高くなりがち。一方、ビットコインでしかアルトコインを購入することができない取引所も多い中で、全てのアルトコインが日本円で購入できるというメリットもあります。
手軽で使いやすいのはメリットですが、手数料を安く抑えたい場合は他の取引所との併用をオススメします。ちなみにアルトコインで人気のリップル、モナコインに関してはbitbankがイチオシです。
リップル国内最安&モナコイン取引量正解一のbitbank
デメリットは?
Coincheckの悪い口コミの中で目立つものはこちら。
・手数料が高い(スプレッドが広い)
・取引所で扱っているのはビットコインだけ
手数料には入出金の際にかかるものや取引の際のスプレッドなど色々あります。
入出金手数料が無料といえばGMOコインやDMM Bitcoinがありますが、Coincheckは出金や送金など手数料がかかります。
ビットコインしか取引所形式でしか売買できないのも大きいですが、スプレッドが広くて利益が出づらいと言われています。アプリやサイトのUIは初心者にも使いやすくとても優秀なのですが、少し慣れてきたら手数料の安い取引所をメイン利用するのがよさそうです。
取り扱い暗号資産
ビットコイン、イーサリアム、ネム、リップル、モナコイン 、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムクラシック、リスク、ファクトム、ステラルーメン(※2020年1月現在)