イーサリアム(ETH)

イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額第2位の暗号資産です。
ビットコイン以外の暗号資産を「アルトコイン」といいますが、イーサリアムもアルトコインのひとつです。

イーサリアムはアプリケーション開発システムの名前

ビットコインはお金をやりとりする「決済システム」として開発されましたが、イーサリアムはブロックチェーン技術を利用して「誰でもアプリケーションが開発できるシステム」として開発されました。

元々はこのシステムの名前が「イーサリアム」で通貨の名前ではありません。
イーサリアムの中にビットコインと同じような決済サービスがあって「イーサ」という通貨があるのですが、現在はイーサリアムを暗号資産として指すことも多くなりました。

契約を自動化する「スマートコントラクト」という技術

ビットコインより柔軟に作られているイーサリアムの技術はとても優れています。
「スマートコントラクト」の「コントラクト」とは契約のことで、契約をスマートに、つまり自動化してスピーディに行えるということです。

通常、契約を行うときは相互に条件や意思を確認し、問題がないと確認されてから締結・契約に至るわけですが、何重にもチェックが入るため時間がかかります。この一連のチェック作業を、事前に契約成立の条件をプログラムしておくことで自動化を可能にしました。

ハードフォークでイーサリアムクラシックが誕生

2016年に起こったハッキング事件(The DAO事件)がきっかけで、イーサリアムクラシックが誕生しました。イーサリアムと特徴や性能はほぼ同じですが、理念や活用分野などが異なります。詳しくはイーサリアムクラシックイーサリアムクラシックをご覧ください。